手芸が脳にもたらす効果

脳トレ


手間と時間をかけて何かを手作りした完成品を目の前にしたとき、誰もが達成感を感じるでしょう。少しばかりの誇らしげな気持ちと、ものごとを成し遂げたという満足感。

芸術作品や工芸品であれば、このような達成感だけでなく、自分だけの特別な感情が湧いてくるでしょう。

キルティングや編み物といった手芸も、脳の活性と注意力に継続的な刺激を与えてくれる作業です。実際に、キルティングが記憶力の改善に関連付けられることもあります。 キルティングのように簡素な作業がなぜ記憶力の改善につながるのでしょうか? 科学者は、長時間集中しなければならない作業によって、論理的に計画して順序だてて実行するという課題が脳に課されるからではないかと考えています。

手芸には、認知機能の低下リスクの 1 つであるストレスの軽減効果も期待されています。 また、手芸を通じた他者とのコミュニケーションが脳に刺激を与えることも、脳を認知機能の低下から保護する上でプラスの効果を発揮することが期待されます。

キルティングをやったことがない? 心配はいりません。お近くの手芸用品店や生地・ホビー材料店、 また地域の交流センターやカルチャーセンターで、パッチワークキルトやハワイアンキルトの講座を探してみてください。外に出たくない場合でも、インターネットで動画を探せばきっと見つかるはずです。

文献

  • Gutman, S. A., & Schindler, V. P. (2007). The neurological basis of occupation. Occupational Therapy International, 14(2), 71–85. doi: 10.1002/oti.225
  • Park, D. C., Lodi-Smith, J., Drew, L., Haber, S., Hebrank, A., Bischof, G. N., & Aamodt, W. (2014). The impact of sustained engagement on cognitive function in older adults: the Synapse Project. Psychological Science, 25(1), 103–112. doi: 10.1177/0956797613499592