ダイエットと認知症の関連性

運動


認知症と肥満には共通点があります...わかりますか? どちらも、予防できるという点が共通しています。

また、認知症と肥満にはつながりがあります。肥満には、認知症リスクを高める可能性があります。肥満により脳への血流が減るとともに、肥満は認知機能に関連するホルモンにも影響を及ぼすと考えられています。

体型も認知症と関わりがあります。お腹に脂肪が貯まるタイプの人は、認知機能低下のリスクが高いとされています。 これは、腹部の内臓に脂肪が蓄積される過程と何らかの関連性があると考えられています。これがいわゆる内臓脂肪で、これに対して皮下脂肪は皮膚と筋肉の間につきます。

内臓脂肪を落とすにはどのような運動が効果的なのでしょうか? 答えは...すべての運動です!

どのような運動や身体活動でもカロリーは消費され、身体を動かすことは内臓脂肪を落とす助けになります。 運動を取りいれたダイエット プログラムのグループを1年間追跡したある調査では、1 日 32 分、週 5 日で 1 週間あたり合計 160 分の中程度の強度の運動をするように被験者に指示を出しました。「中程度の強度の運動」には、例えば早足や掃除(ぞうきんがけと掃除機がけ)、芝刈り、自転車、テニスなどがあります。

1 年後、脂肪の平均減少率は内臓脂肪が 25%、皮下脂肪が 18%、脂肪全体では 21% でした。1 年間で内臓脂肪が 4 分の 1 減ったことで、認知機能の低下リスクも大幅に軽減されたと考えられます。

もし脳を健康に保ちたいのなら、今日から動きはじめましょう! キツい運動ではなく、「中程度の強度」の運動でいいのです。

文献

  • Borel, A.-L., Nazare, J.-A., Smith, J., Alméras, N., Tremblay, A., Bergeron, J., … Després, J.-P. (2012). Borel, A.-L., Nazare, J.-A., Smith, J., Alméras, N., Tremblay, A., Bergeron, J., … Després, J.-P. (2012). Visceral and not subcutaneous abdominal adiposity reduction drives the benefits of a 1-year lifestyle modification program. Obesity , 20(6), 1223–1233.doi:10.1038/oby.2011.396
  • Cho, G. J., Hwang, S. Y., Lee, K., Choi, K. M., Hyun Baik, S., Kim, T., … Yoo, H. J. (2019). Association Between Waist Circumference and Dementia in Older Persons: A Nationwide Population‐Based Study. Obesity , 27(11), 1883–1891.doi:10.1002/oby.22609
  • Harvard T. H. Chan School of Public Health: Obesity Prevention Source. (2012, October 21). Examples of Moderate and Vigorous Physical Activity. 下記 URL より取得 Obesity Prevention Source website.