血管の健康維持 - 早すぎることはありません

運動


きれいに割れた腹筋を作るためやストレス発散のためなど、スポーツクラブに通っている若い人は多くいます。ホットヨガやボクササイズなどで脂肪燃焼に励んでいる人もいるでしょう。認知機能の低下を防ぐために通っているという若い人はほとんどいないと思いますが、若いうちからカラダを鍛えることは、認知症の低下防止に効果があるとされています。

高血圧や肥満といった心血管系の危険因子と認知機能の低下の関連性を探る最近の研究では、心血管が健康な比較的若い年齢層(36 歳)の複数の被験者を追跡調査したところ、その後の加齢に伴う認知症のリスクが他に比べて低いという結果が出ています。 これは、ある程度の年齢になるまで認知症の心配などする必要がないと若いときは思っていたとしても、老若男女を問わず心血管の良好な状態を保つことが非常に重要であることを意味します。 ダイエットや運動によって心血管の健康状態を保つことで脳への血流量が増え、脳の白質の健康状態も高められます。

40歳を超えて、スポーツクラブに行ったことがなかったとしても、心配ありません。思い立ったが吉日、新たな習慣への第一歩を踏み出す最適なタイミング、それは今日です。 年齢に関係なく、心血管を良好に保つことは脳にとって大きな意味のあることです。

スポーツクラブに行くもよし、ウォーキングするもよし、エクササイズの動画を見ながら家で運動するもよし。今日から運動をはじめて、脳に酸素と栄養分をたっぷり送り込みましょう。1 日 30 分間、できるなら連続で、難しい場合は 10 分ずつ 3 回に分けても、とにかく有酸素運動をしましょう。今日 5 分しかできなかったとしても、毎日 1 分でも長くしていけば無理なく増やしていくことができます。

文献

  • Phillips, L. A., Chamberland, P.-É., Hekler, E. B., Abrams, J., & Eisenberg, M. H. (2016). Intrinsic rewards predict exercise via behavioral intentions for initiators but via habit strength for maintainers. Sport, Exercise, and Performance Psychology, 5(4), 352–364. doi:10.1037/spy0000071