環境を変えることで、習慣は変えられます

習慣科学


「ながら食い」という言葉を聞いたことはありますか? 簡単に言うと、何も考えずにうわの空で食べることです。しかし、意図せずに何かを食べる事など出来るのでしょうか? 実は、思っているよりずっと簡単にできてしまうのです。

職場の共有スペースにお菓子が常備されていると、どうしても 1 日を通して甘いものを口にする可能性が高くなります。 特にお菓子が好きでない人でも、そこにあるから、という理由だけで口にしてしまうかもしれません。 レストランでも、もしポテトチップスやパンをテーブルに出されたら、たとえ炭水化物を食べたいと思ってなくても、つまんでしまうのではないでしょうか?

何も考えない無意識の食事は、環境が習慣に影響を与え、さらに健康にまで影響を及ぼす顕著な例です。 ほとんどの人は環境を完全に変えることはできません。しかし、今の環境にちょっとした変化を加えることで、環境を少しづつ変えることができます。

例えば、同僚に「お菓子が載った皿を片付けて欲しい」とお願いすることが難しい場合でも、1 日中その場所に近付かないようにすることならできるでしょう。テレビの視聴回数を減らして体を動かしたい場合は、バランスボールをリモコンの横に置きます。環境を少し変えることで、テレビの電源を入れる代わりに、バランスボールを使った運動ができます。夜にストレスを感じないようにしたいですか? であれば、午後 7 時以降は電話やパソコンなどの電子機器を別の部屋に置き、メールをチェックできないようにしましょう。午後コーヒーを飲まないようにしたいですか?それなら、午後コーヒーショップへ立ち寄る代わりに、近所を散歩してみましょう。

今、どんな習慣に取り組んでいますか?あなたが身を置く環境の中で、変えられると思う習慣を 3 つ決めて、それを遂行してみましょう。

文献

  • Wansink, B., & Sobal, J. (2007). Mindless Eating. Environment and Behavior, 39(1), 106–123. doi: 10.1177/0013916506295573