「否定的な考え」を「否定」する

やる気


私たちがこれまでとは違う健康習慣を身に着けようとしたときに、目の前に立ちふさがる大きな障害があります。それが「否定的な独り言」です。自分でも気づかずに否定的、悲観的な思いが頭に浮かぶことも決して珍しいことではありませんが、これが良い習慣を身に着ける上で大きな障害になります。 なぜかわかりますか?それは、脳に良い新しい習慣を身に付けることなど自分にはできないと、心の奥底で思っているかも知れないからです。

たとえば運動をしようとしたときに、自分が「太りすぎている/疲れている/若くない」などと思ったことはありませんか?「誰も私と一緒に時間を過ごしたいとも、仲良くしたいとも思っていない」と考えたことは? 「仕事がうまくいかないことがストレス。だけど自分にできることなど何もない」と思ったことはありませんか?

頭に浮かぶこういった考えや思いが、「否定的な独り言」です。このように否定的な考え方はあっという間にクセになってしまい、直すことはなかなか難しいものです。そこで、今度このように否定的な考えが浮かんだら、すぐに紙とペンを用意して次のことを書いてみてください。

  1. 頭に浮かんだ否定的な考え
  2. その考えを実証する事実
  3. その考えを否定する事実

これらを書き出したら、何も考えずにただ書いたことを口に出して読んでみましょう。これを、否定的な思いが浮かぶたびに行います。 続けているうちに、実は頭に浮かんだ否定的な考えにはきちんとした根拠も理由もほとんど、またはまったくないことがわかるようになります。

これまでの習慣を変えることが自分にもできるということを知るだけでも、実際に習慣を変える方向へ一歩を踏み出す十分な力になります。また、どんなに小さな習慣の変化であっても、塵も積もれば山となり、やがては脳の健康に大きな効果を発揮するということを忘れないでください。たとえばウォーキングを始めようと思ったら、まずは 5 分だけ歩いてみましょう。読書を習慣にしたいなら、まず 1 ページだけ読んでみましょう。どこから始めるのかは人それぞれですが、小さな成功体験を積んでいくことが、最終的に大きな成功につながります。

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