甘いものを置き換える

食生活


チョコレートが好きな人は、手をあげて下さい。実はいい知らせがあります!

チョコレートには、抗酸化物質および抗炎症物質として作用するフラボノイドと呼ばれる天然物質が含まれており、チョコレートによく見られるフラボノイドの種類はフラバノールと呼ばれます。この魔法の成分のおかげで、チョコレートには、認知機能の健康を保つのに良い効果があるのです。

フラボノイドは、気分を改善し、ストレスを減らし、さらに血圧を下げ、心血管にとっても良い効果があります。

それでは、チョコレートと脳の健康はどう結びついているのでしょうか? 心臓に良いことが脳にとっても良いことは知られています。チョコレートがアルツハイマー病に及ぼす影響についての研究は、まだ始まったばかりですが、フラボノイドはニューロンの生存と脳の可塑性を促進し、アルツハイマー病の発症を遅らせると考えられています。

認知機能障害の既往歴のない高齢者 90 人を対象としたイタリアの研究では、被験グループの半分にココアフラバノール 993mg (ダークチョコレート 16 枚に含まれるものと同様の量) を摂取してもらい、残りの半分の人には、8 週間にわたって毎日 48mgを消費してもらいました。より多くのココアフラバノールを摂取した人は、認知機能、インスリン抵抗性、血圧の改善が見られました。

では、もっとチョコレートを食べるべきなのでしょうか? 簡単に言えばそうですが、ダークチョコレートだけです。ミルクチョコレートには 5 - 7% のココアしか含まれておらず、それに加えて MIND 食が摂取を最小限に留めるよう推奨している乳製品が含まれてしまいます。これに比べ、ダークチョコレートは、脳の健康に関与するフラボノイドの濃度がはるかに高くなっています。

脳の健康に対するチョコレートの効果については、まだ研究途中ですが、適度な量のチョコレートが有害であるとも判明していません。なので、ミルクチョコレートをダークチョコレートに置き換え、罪悪感なしにチョコレートをひと口、お楽しみください!

文献

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