感情に流されず野菜を食べましょう

食生活


MIND (マインド) 食は、地中海式ダイエットと DASH ダイエット (高血圧にならないための食事療法) を組み合わせたものです。 MIND 食では新鮮な果物や野菜をたくさん食べることを推奨しており、これが認知機能の低下速度を緩めるとされています。

MIND 食は減量のためではなく、健康的な食事の摂り方を提唱するものです。 脳に良い 10 種類の食品群 (葉もの野菜、その他の野菜、ナッツ、ベリー、豆、全粒穀物、魚、鶏肉、オリーブオイル、ワイン) を推奨し、5 つの不健康な食品 (脂肪の多い肉、バター/マーガリン、チーズ、パン菓子/お菓子、揚げ物/ファーストフード) を摂取しないように提唱しています。

それでは、MIND 食と感情にはどんな関係があるのでしょうか?

誕生日や、家を購入した日、昇進した日などに、特別な食事やデザートを食べるのは珍しいことではありません。時々こうした特別な日に自分を甘やかすことは全く問題ありません。また、社会的に人と関わることは認知機能の健康を高める可能性があるため、家族や友人と何かを祝うことは素晴らしいことです。

しかし、幸福、悲しみ、それ以外であれ強い感情を抱いているときは、簡単に食べ物に走ってしまうことがあるので注意が必要です。『Eating Behaviors(摂食行動)』誌に掲載された研究では、感情的な摂食行動と体重の間には相関関係があることが示されています。太りすぎの人は、ネガティブな感情を感じたときにそれを解消するために食べ物に走りやすく、正常な体重の人は幸福を感じたりお祝いごとがあると食べ過ぎになりがちです。

では、これが、食生活とどう繋がるのでしょうか?

寂しい時や悲しい時、何を食べたくなりますか? ほとんどの人は、炭水化物と脂肪と答えるでしょう。アイスクリーム、ピザ、麺類、ケーキなどなど。実際のところ、炭水化物は幸福を感じる脳内物質であるセロトニンの分泌量を高めます。ですから、気分が落ち込んでいる時に炭水化物を渇望することは、理にかなっているのです。しかし残念ながら、上記のような食品は MIND 食の避けるべき食品群に属しており、また、体重増加をひき起こす可能性があります。

直感に反しているように感じるかもしれませんが、気分が落ち込んだ時は、台所から離れて家の外に出てください。太陽の下で 30 分間歩くと、気分を高める特性を持つ 2 つの化学物質、ビタミン D とセロトニンの両方が生成され、気分が良くなるでしょう。

最近は、体に良くない食事を抑制できていると感じたら、食生活アンケートを再度受けてみてください。きっと前回から得点が改善しているでしょう。

文献

  • Geliebter, A., & Aversa, A. (2003). Emotional eating in overweight, normal weight, and underweight individuals. Eating Behaviors, 3(4), 341–347. doi: 10.1016/s1471-0153(02)00100-9
  • Morris, M. C., Tangney, C. C., Wang, Y., Sacks, F. M., Bennett, D. A., & Aggarwal, N. T. (2015). MIND diet associated with reduced incidence of Alzheimers disease. Alzheimers & Dementia, 11(9), 1007–1014. doi: 10.1016/j.jalz.2014.11.009
  • Morris, M. C. (2016). Nutrition and risk of dementia: overview and methodological issues. Annals of the New York Academy of Sciences, 1367(1), 31–37. doi: 10.1111/nyas.13047