薬と睡眠の関係

睡眠


寝苦しい夜が明けて、疲れがとれないまま目覚めるといった経験は誰にもあると思います。ひと晩の睡眠時間が 8 時間に満たないと、脳は本来の機能をフルに発揮することができません。 睡眠不足は記憶力、また実行機能にも影響します。

必要な睡眠時間を取れない期間が長く続くとアルツハイマー病のリスクが高まると言われています。

寝つきが悪くよく眠れない場合、ひょっとすると薬が原因かも知れません。日常的に何かの薬を服用している場合、服用している時間によって眠りが妨げられている可能性があります。 たとえば次のような薬です。

    1. α遮断薬 (アルファ ブロッカー)
    1. β遮断薬 (ベータ ブロッカー)
    1. 副腎皮質ステロイド (コルチコステロイド)
    1. 選択的セロトニン再取り込み阻害薬 (SSRI)
    1. ACE 阻害薬
    1. ARB (アンジオテンシン受容体拮抗薬)
    1. コリンエステラーゼ阻害薬
    1. ヒスタミンH1受容体拮抗薬
    1. グルコサミン/コンドロイチン
    1. スタチン

ほとんどの場合、薬の服用時間を変えることで、睡眠習慣を元に戻すことが可能になります。また服用する量を調整したり、別の薬に替えたりするといった方法も考えられます。いつも服用している薬が眠りの妨げになっているかどうか分からない場合、また別の薬に替えようと思った場合は、かかりつけの医師や薬剤師に相談してください。

文献